石上豊という人物01

21歳、都内の大学に通う学生。趣味の旅行・カメラのために週5で居酒屋と家庭教師のアルバイトをしている。かなりの働き者の石上豊(21)は、これまでもたくさんのアルバイトを経験してきた。石上豊(21)がまだ中学生だったころは両親も共働きで比較的裕福な家庭だったが、高校1年になり母に病が見つかり生活水準を保つため石上豊(21)もアルバイトをして家計を助けてきた。

まず初めにおこなったアルバイトは、大型チェーン店のカレー屋スタッフだ。何故こちらをはじめてのアルバイトとして選んだというと単に近所だったからである。学生である石上豊(21)に一番重要なことは勿論学業であり、働くことではない。そこで選んだのが近所の石上家行きつけのカレー屋だったというわけだ。面接のときも、行きつけであったので店長からは「君、いつも家族と来てくれてるよね。」と覚えてもらっていたそう。頻繁に通っていたお陰か、その場で合格を言い渡されたそう。もともとかなりの負けず嫌いであった石上豊(21)は、試用期間の3か月までに、ほとんどの業務ができるようになったという。店長曰く「数か月でここまでできるなんて、社員になってほしいくらいだ。」と言わしめたそうだ。他のスタッフともすぐに打ち解け、特に母親世代のスタッフからは特別に可愛がられたようで、シフトに入っていると必ずロッカーにパンやお菓子などの食べ物が入っていた。

アルバイトを始めた理由もあってか、年上の人から見た石上豊(21)はとにかく可愛くて仕方がなかったようだ。そのような感じで週5日でアルバイトを行った。休憩の合間にも高校の課題をこなした。現役大学生の笹原さんとは特に気が合い、バイト外でも一緒に遊び、映画を見たりと、プライベートでもお世話になった。よく行ったのは駅前のカフェだ。石上豊(21)はアイスコーヒーとチーズケーキを、笹原さんは特に甘党でココアとガトーショコラを注文する。美味しそうにココアをすすり、ガトーショコラを一口食べてとびきりの笑顔を見せる笹原さんを見るのが好きだった。石上豊(21)はこの時、大人になったからと言って、カフェでコーヒーブラックを注文する必要はないんだ、かっこつけるのは逆にかっこ悪い。と気づいたのである。

石上豊(21)の憧れでありお手本だった笹原さんは、大学を卒業して就職のためアメリカに渡った。語学が堪能だとは知っていたが海外で働くことを知ったときとても痺れたそう。「ぼくも海外で仕事をするような大人になる。普通のサラリーマンなんて嫌だ。」と大きな決心をした。高校卒業までの3年間をカレー屋さんで働き、全ての業務を任せられるようになった石上豊(21)。辞める際も、店長に何度目かわからない社員スカウトをされたそうだが、「ひとつのことに長くとどまるつもりはない。ぼくは次のステップへ進む」と丁重にお断りをした。

そして、夢だった笹原さんと同じ大学へ入学した。もう彼は日本にはいないのだが、少しでも近づきたいとの思いで死ぬ物狂いで勉強をし、受験。進学することに成功。
そのころになると、母親の病もすっかり完治しており、職場復帰を果たした。父親は心配で仕方ないようだったが、「専業主婦なんて無理!外に出たい!」という、石上母の強い意志に負け、「無理はしない」という約束をしたそう。石上豊(21)も、母も働くし、大学こそ学業に専念するぞ、と決意していたのだが週7・24時間勉強漬けであることを想像したときに「息抜きとしてアルバイトをしよう。」と決心し、現在の居酒屋と家庭教師のアルバイトをはじめる。家庭教師はとくに面白いそうで、「初めて知ったんですが、ぼく多分子供が大好きみたいです。」と語っていた。

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